かつては新聞紙が当たり前だった?意外と知らないペットシーツの歴史

【創生期】新聞紙が「最強!?」だった時代

かつて室内飼育のトイレといえば、新聞紙を何枚も重ねて敷くのが一般的でした。

今では紙の新聞を購読していないご家庭も増えていますが
当時は新聞紙を購読しているご家庭も多く、
読み終わったら捨てるだけの新聞紙を使うことで、
ペットシーツとしてのコストはゼロ!

昔は
『新聞紙のインクのニオイがするところがトイレ』と覚えていたワンちゃんもいたとか!?


しかし、尿が横に広がってしまったり「逆戻り」がひどく、ワンちゃんの足が濡れて部屋が汚れる原因に。
また、インクのニオイと排泄臭が混ざり、独特のニオイが残るのも悩みでした。

【転換期】1980年代「使い捨ておむつ」技術の流入

現在のペットシーツの原型は、人間用の「赤ちゃんのおむつ」や「生理用品」の技術から誕生しました。

表面に、尿が逆戻りしにくい「不織布(ふしょくふ)」が使われるようになり、「足濡れ」という最大の課題が解決に向かいました。
裏面に水分を通さないポリエチレンフィルムが貼られたことで、床を汚さず、新聞紙のように何枚も重ねる必要がなくなりました。

【躍進期】「高分子吸収体」の魔法

ここが最大の進化ポイントです!
単なる「紙」から「化学の力」
”高分子吸収体(ポリマー)”がペットシーツに使用されるようになりました。

ペットシーツの中に仕込まれた砂のような粒である吸収体は、
尿に触れた瞬間に数百倍に膨らんでゼリー状に固まり、尿とニオイを閉じ込めます。

この吸収体によって、ペットシーツの機能が飛躍的に進化したのです。

【現代】機能の分化

現在は、単に吸うだけでなく「付加価値」の時代です。

健康チェックがしやすいよう、尿の色が分かりやすいようにあえて真っ白なシート。
炭やクエン酸、香料を配合した「消臭特化型」
さらに、尿のニオイ(アンモニア)に似た成分をあえて配合し、
ワンちゃんをトイレへ誘導するタイプなど、
様々な種類のペットシーツが開発、販売されています。



新聞紙からはじまったペットシーツの歴史
多くのペットシーツのサイズが新聞紙の半分や一面、見開きサイズに近いのも納得ですね。

ちなみに、海外(特に欧米)では、広い庭のあるご家庭が多く、犬のトイレは「外でさせるもの」という考えが主流で
使い捨てシーツは「トレーニング用の補助具(Puppy Pads)」という位置づけでした。
そのためか、日本で主流の新聞紙型ではなく正方形のペットシーツが主流なんです。

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